「年金だけで本当に暮らせるのか?」──60代を迎えた今、多くの方が抱えるこの疑問……。漠然とした不安の正体は、正しい情報と具体的な計画で乗り越えることができます。
本記事では、最新の家計調査報告や平均年金額をもとに、リアルな生活設計のヒントをわかりやすく紹介 ・・・。さらに、家計管理のコツや副収入のアイデア、節約以上に大切な支出の考え方まで、60代からの人生を安心して楽しむための道しるべをお届けします。
未来は、今の選択で変えられる──その第一歩を一緒に踏み出しましょうね!
年金受給額の平均を知ろう|60代の暮らしに必要な目安とは
60代に差し掛かると、「年金だけでやっていけるのかな…」って多くの方が感じる共通の不安…。
そんな時は、まず世間ではどのくらいの年金額をもらっていて、どんな生活をしているのかを知ることが第一歩。なぜなら、それを知ると、これからの自分の暮らしをより具体的に描けるようになるからなんです。
なんせ、生活って指標がないとなかなか実感がわかないもの・・・。だから、まずはリアルな数字を知ることが大切なんですよね!
年金の平均受給額はどのくらい?
📌 厚生労働省が公表している年金受給額の平均値を簡単にまとめたものです。
受給者のタイプ | 月額の平均年金額(2025年時点) |
---|---|
国民年金(老齢基礎年金) | 約69,000円 |
厚生年金(夫婦2人分) | 約232,000円 |
厚生年金(単身者) | 約150,000円 |
つまり、厚生年金を受け取れる人でも、夫婦で23万円前後。これが「年金生活のリアル」なんですね。
年金で生活できる?必要な生活費の目安
📌 実際に60代の暮らしにはどれくらいの生活費が必要なのでしょうか?
総務省の家計調査によると・・・
- 高齢夫婦世帯の平均支出は 約25万6千円/月。
- 単身高齢者の場合でも 月約15万円/月。
そう考えると、年金だけでは「ちょっと足りないかも?」と感じる方も多いかもしれませんね。
足りない分をどう補う?
もちろん、足りない分を貯金だけで補うのは不安がありますよね。でも、だからこそ今からできる工夫があります。
- 支出の見直し(固定費を中心に)
- 副収入の検討(無理のない範囲で)
- 生活スタイルの最適化(シンプルライフへ)
年金の平均を知ることは、今後の生活設計における“出発点”なんですよね。
ワンポイントアドバイス
年金平均額の数字を見ると、ちょっと不安になる方もいるかもしれませんね!でもそこで浮かび上がるのは、具体的な生活費の把握が何よりも大切だということです。
平均はあくまで参考であり、要するに、自分の理想とする60代以降の暮らしを具体的にイメージし、そこから逆算して「自分にはいくら必要か」を見極めることが、将来の安心への第一歩ではないでしょうか?


家計調査報告2024から読み解く|シニア世帯の収支バランスとは
年金生活を迎えると、毎月の「収入」と「支出」のバランスが気になってきますよね。そこで参考になるのが、「家計調査報告」なんです。これは総務省が公表しているデータで、シニア世帯のリアルなお金の動きが見えてくるんです。
家計調査からわかるシニア世帯の実態
まずは、2024年版の家計調査(総務省)をもとに、高齢夫婦世帯の平均的な収支バランスを見てみましょう。
📌 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)及び65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支 -2024年-
項目(収入) | 65歳以上の夫婦のみの無職世帯 (夫婦高齢者無職世帯) | 65歳以上の単身無職世帯 (高齢単身無職世帯) |
---|---|---|
社会保障給付 | 225,182 | 121,629 |
その他収入 | 27,666 | 12,487 |
実収入 | 252,818 | 134,116 |
非消費支出 | -30356 | -12,647 |
①可処分所得 | 222,462 | 121,469 |
項目(支出) | (夫婦高齢者無職世帯) 65歳以上の夫婦のみの無職世帯 | 65歳以上の単身無職世帯 (高齢単身無職世帯) |
食料 | 76,352 | 42,085 |
住居 | 16,432 | 12,693 |
高熱・水道 | 21,919 | 14,490 |
家具・家事用品 | 12,265 | 6,596 |
被服及び履物 | 5,590 | 3,385 |
保険医療 | 18,383 | 8,640 |
交通・通信 | 27,768 | 14,935 |
教育 | 0 | 15 |
教育・娯楽 | 25,377 | 15,492 |
その他消費 | 52,433 | 30,956 |
②支出合計 | 256,521 | 149,286 |
①-②黒字 | -34,058 | -27,817 |
*非消費支出とは、税金や社会保険料など、家計が自由に使えるお金ではない支出のことです。
*教育費は、学校教育や学習塾など、直接的な学習活動にかかる費用のことを指します。一方、教育・娯楽費は、学習活動に加え、博物館や美術館への入場料、学習関連の書籍や教材の購入、習い事の月謝など、教育的な要素を含む娯楽活動や趣味にかかる費用も含まれます。
つまり、平均的な高齢者夫婦世帯は、約、毎月3万4千円の赤字になっている計算です。こうして見ると、「ちょっと不安…」と感じる方もいるかもしれませんね。
収支の差を埋めるためにできること
でも安心してください。赤字をそのままにする必要はないんですからね!
支出を見直すヒント
- 固定費(通信費、保険料など)を再検討してみる
- 食費や日用品を“まとめ買い”より“計画的買い”へ
- サブスクや会員制サービスの整理
収入を補う工夫
- 在宅ワークやシニア向けアルバイトの活用
- 年金以外の収入源を探してみる(例:不用品販売、ポイントサイトなど)
実は、「ちょっと見直すだけ」で変わる家庭も多いんです。すべてを削るのではなく、メリハリのある支出と小さな収入の積み重ねがカギなんですね。
ワンポイントアドバイス
家計調査の平均と比べて「うちはちょっと違うな」と思うこともあるかもしれません。でも、それでいいんです。結局大切なのは “自分たちの生活に合ったバランス”を見つけることなんですよね!
この収支バランスを基準にして、自分のこれからの暮らしを見つめ直すきっかけにもなりますから・・・。


年金だけで生活している人の割合は?|この先は厳しくなる
「年金だけで暮らせていますか?」と聞かれて、胸を張って「はい」と言える人は、実はそれほど多くありません。
ここでは、現在のシニア世帯の実態と、これからの環境の変化を見ていきましょう。年金制度そのものが少しずつ形を変えている今、現実を知ることが、安心した暮らしへの第一歩になるんですよ。
現在の年金生活者の実情
厚生労働省や総務省の調査によると、年金のみで生活している人の割合は、全体の約4割前後といわれています。
一見、少なくない数字に見えますが、その内訳をよく見ると、ゆとりのある暮らしを送れているケースはごく一部なのです。多くは、生活費をギリギリまで切り詰めてやりくりしている現状が浮かび上がります。
生活パターン | 割合(参考値) | 特徴 |
---|---|---|
年金のみで生活できている | 約40% | 持ち家・地方在住・医療費が少ないなど |
年金+貯蓄の取り崩し | 約45% | 老後資金を補いながらの生活 |
年金+就労・副収入 | 約15% | パート勤務や年金以外の収入で補填 |
特に目を引くのは、約半数以上の人が年金だけでは生活を支えきれず、貯金や副収入に頼っているという点です。
つまり、年金生活=安心、という時代ではなくなってきているということなんですね。
今後さらに厳しくなる理由
そればかりでなく、今後は年金だけで生活することがさらに難しくなるといわれています。主な背景には次のような変化があります。
- 物価上昇(食品・光熱費などの生活必需品が軒並み値上げ)
- 社会保険料や税金の負担増加
- 年金支給額の実質的な目減り(マクロ経済スライドによる調整)
- 医療費・介護費の自己負担拡大の可能性
とりわけ注目すべきは、「物価上昇」と「年金支給額の伸びの鈍化」のギャップです。
例えば、食費や光熱費が年々上がっていく一方で、年金の伸びはそれに追いつかない傾向が続いています。したがって、実質的な可処分所得が減る=生活が圧迫される構造になっているんです。
ワンポイントアドバイス
現状でも、年金だけで生活できる方は全体の4割程度です・・・。もちろん住んでる地域や、家の有無、家庭環境により一律に判断することができませんが、逆に言えば6割の方が年金だけでは生活ができないという現状があります。また今後についてはさらに老人も増えてくることになりますし、年金だけで生活できる方は、どんどん減る傾向にあると思われます。
こんな記事も読んでみてね!
年金だけでは足りない現状|貯蓄や貯金を崩しながらの生活になる
総務省の調査で、シニア世帯の約6割が、年金収入だけでは毎月の支出を賄えていないという事実がわかりました。
これを、過度に赤字という言葉で身構える必要はありませんが、現実には、退職金や貯蓄からの取り崩し、あるいは労働収入を前提としたバランスが必要になるんだという理解ができます。
ただ、ここで大切なのは「不安を大きくすること」ではなく、現実をきちんと知ったうえで、暮らし方を見直していくことなんです・・・
実際の生活費から見る「月々の不足額」
前述の総務省の統計では平均にはなりますが、65歳以上の無職世帯のうち、夫婦世帯では、-34,058円、単身者では、-27,817円が、毎月足りてないわけです。
項目(収入) | 65歳以上の夫婦のみの無職世帯 (夫婦高齢者無職世帯) | 65歳以上の単身無職世帯 (高齢単身無職世帯) |
---|---|---|
①可処分所得 | 222,462 | 121,469 |
②支出合計 | 256,521 | 149,286 |
①-②黒字 | -34,058 | -27,817 |
統計上では、65歳以上の夫婦のみの無職世帯で不足分が、-34,058円/月ですが、実際には、少し余裕を見て-50,000/月としておきましょう!
そうすると、足りない額が1年間で換算すると約60万円。10年では600万円にもなります。これは決して小さな金額ではありませんよね。
生活費の中身を見直すことがカギに
不足分を補うには、やみくもに節約するよりも、まずは支出の中身を整理することが大切です。
とりわけ注目すべきは、次の3つのポイントです
- 固定費(住居費・保険料など)を抑えられるか
- 医療・介護費の備えをどうするか
- 交際費・娯楽費をムリなく管理できるか
つまり、「どこを」「どのくらい」見直せばよいかを把握することが、家計安定の第一歩になるわけです。
ワンポイントアドバイス
貯蓄の取り崩しが前提になるからこそ、「計画的に使う」ことがとても重要なんです。
そのためには、家計簿アプリやノートを使って、毎月の収支を“見える化”する習慣をつけてみましょう。小さな一歩ですが、これだけでも将来への安心感が高まりますよ・・・。
大事なポイントは、毎月の赤字額がいくらなのかを正確に把握し、その取り崩しペースで貯蓄が何年持つのかを計算すること・・・。
そこから、自分の生活のリズムを掴んでいく必要があるわけです。




60代からの家計管理|ムリなく続くシンプルな仕組みづくり
年金だけは暮らしていけそうもないし、支出をしっかり抑えたいんだけど、どうも「家計簿が続かない・・・。」そんな方も多いのではないでしょうか? それでも、支出の把握だけはしておかないと、全体的な流れが掴めませんよんね!
ただ、がんばりすぎなくても大丈夫・・・。大切なのは、「ムリせず」「シンプルで」「長く続けられる」仕組みをつくること。それこそが、60代からの家計管理のコツなんですよ!
シンプルに続く家計管理のカギは「3ステップ」
家計管理と聞くと「手間がかかりそう」「難しそう」というイメージを持たれがちですが、実は60代以降の家計は、シンプルな構造にしていくほどラクになります。
📌 たとえば、以下の3ステップに絞るだけでも十分です。
- Step1|お金の「入口」と「出口」をざっくり把握
- 毎月の収入(年金・副収入など)を紙に書き出す
- 毎月の固定支出(家賃・光熱費・保険など)をざっくり把握
- Step2|「使っていいお金」と「残したいお金」を分ける
- 使える金額を「生活費」「娯楽費」などにざっくり分類
- 月初に封筒やアプリで「使っていい上限」を設定するだけでも◎
- Step3|記録は「ざっくり・簡単に」でOK
- 細かくなくてOK!週1回レシートをまとめてチェック
- スマホアプリ or ノート、好きな方法で無理なく記録
つまり、「見える化」×「分ける」×「ざっくり記録」という流れが、続けられる家計の土台なんです!
家計を管理しやすくする「項目のシンプル化」例
📌 以下のように支出の項目を減らすだけで、わかりやすくなりますよ・・・。
支出分類 | 内容の例 |
---|---|
生活費 | 食費・日用品・交通費など |
固定費 | 家賃・光熱費・通信費・保険など |
交際・娯楽費 | 趣味・外食・孫とのお出かけなど |
予備費 | 医療費・急な出費・ちょっとした贅沢など |
家計の仕組みって「思ったよりシンプルでも大丈夫」なんですよね。
続けるためのちょっとしたコツ
- 「家計簿を毎日」ではなく「週1でまとめて見る」でOK
- 好きなペン・ノート・アプリを使うとちょっと楽しくなる
- 「〇月は〇円残せた!」など、自分を小さく褒めてあげる
つまり、完璧じゃなくても続くやり方こそ、最強の家計管理法なんです!
ワンポイントアドバイス
複雑な家計簿アプリや細かな記録って、途中で挫折する原因になりやすいんです。何よりも重要なのは、「ムリなく続ける」こと・・・。
上手に管理するコツは、生活費を「年金で賄う分」と「貯蓄から出す分」で分けて管理するシンプルな仕組みづくりです。つまり、引き落とし口座を年金受取口座に集約し、生活費をその口座で完結させることで、全体像が把握しやすくなりますから・・・。




支出の見える化がカギ|固定費・変動費をどう抑える?
まず年金生活に向けて、実際に簡単でも家計簿をつけ始めたら、次はどうしていけばいいのでしょうか?
実は、家計の見直しで最も効果的なのは、“支出の見える化”をすることなんです。それは、無意識の支出こそが、節約の最大の落とし穴だからです。
見える化すると、「どこにいくら使っているのか」がハッキリするので、ムリなく対策できるようになるんです・・・。
支出は大きく2種類|固定費と変動費を分けて考えよう
📌 まずは、支出を「固定費」と「変動費」に分けてみましょう。
支出の種類 | 内容の例 | 特徴 |
---|---|---|
固定費 | 家賃、保険料、通信費など | 毎月決まった金額が出ていく支出 |
変動費 | 食費、交際費、日用品、趣味費など | 月ごとに変わる支出 |
こうして見ると、「変えにくい固定費」と「調整しやすい変動費」の違いがわかりますよね!
固定費を見直すだけで、毎月ラクになるかも?
📌 固定費は一度見直すと、その効果がずっと続く“お得ゾーン”なんです。たとえば…
- スマホ代:格安SIMにするだけで、月数千円の節約に
- 保険料:不要な特約を外すと、意外と削減できることも
- サブスクサービス:使っていないものはこの機会に見直して
つまり、「契約内容をチェックするだけ」で、毎月の支出が軽くなる可能性大なんです!
変動費は“ゆるく”ルールを決めてみよう
変動費は、「使いすぎに気づかない」ことが多いですよね。
だからこそ、ざっくりでも“予算”を決めてみることが大切なんです。
📌 たとえば…
- 「食費は月3万円まで」と上限を決める
- お財布に入れる金額を週ごとにわけて管理
- 家計簿アプリや封筒分けで使える金額を可視化
こうすると、「使いすぎてたかも?」に早めに気づけますよ!
支出を整えるための、やさしい3ステップ
- 1週間の支出をざっくりメモ
- まずは「使った日」「金額」「用途」だけでOKです!
- 支出を分類してみる
- 固定費・変動費に分けるだけで「見えてくるもの」があります。
- 使い方の癖に気づく
- 「外食が多い」「日用品をつい買いすぎる」など、自分らしい傾向が見つかるはず!
“見える化”はただの記録ではなく、「気づき」のきっかけなんですね。
ワンポイントアドバイス
「支出の見える化」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、管理のポイントは大きな額を占める固定費を最初にチェックすることです。
住宅費、保険料、通信費など、一度見直せば継続的に効果が出る項目こそが効率的な節約のターゲットになります。まず最初に取り組むこととして、小さな変動費を毎日気にするよりも、固定費を見直す方が、家計改善への近道だったりしますから・・・。




年金生活でも安心|収入を増やすシニア向け副収入のヒント
年金だけでは、ちょっと不安な時、ちょっとした副収入があればどうでしょうか?
最近では、60代・70代のシニア世代でも自分らしく収入を得ている方が増えているんですよ!
年金+αの収入を得ることで、将来への不安が軽減されるというわけです……。
シニア世代に選ばれている副収入って?
「体力的にムリはできないけど、家計を助けたい」そんな方にぴったりの副収入は、以下のようなものです。
副収入の種類 | 特徴 | 参考ポイント |
---|---|---|
在宅ワーク系 | 自宅でできる(例:ライティング、データ入力) | パソコンやスマホ操作に慣れていればOK |
趣味を生かす系 | ハンドメイドやガーデニングの販売など | 好きなことを収入に変えるチャンス |
近所の短時間バイト | 清掃、品出し、軽作業など | 無理なく週2〜3回でも◎ |
スキル活用系 | 習字や語学、楽器などの講師活動 | 経験を生かしたい人におすすめ |
実は意外なことに、「今までの経験」がそのまま副収入に変わるケースも多いんですよ!
年金生活でも始めやすい|在宅ワークのすすめ
中でも人気なのが、「在宅ワーク」。
なぜなら、自分のペースでできるうえ、移動の負担がなく、体力面でも安心だからです。
📌 おすすめはこんなジャンルです
- ライティング(記事作成)
- アンケート回答やモニター
- 通販商品の検品・発送作業
- 音声の文字起こし
- スキルシェアアプリでの講師活動
つまり、「得意」や「経験」を活かすことがカギなんですね。
収入の“安心感”は、気持ちの余裕にもつながる
📌 副収入があると、こんなふうに心がラクになります。
- 急な出費に備えられる
- 自分の好きなことに使えるお金が増える
- 「誰かの役に立てている」喜びが感じられる
実際、「週に1〜2回の副業で、心にもお財布にも余裕ができた」という声も増えています。
はじめの一歩は「小さく、ゆるく」でOK
📌 「副収入って難しそう…」と感じるかもしれませんが、最初は小さな一歩で大丈夫です。
- まずは、得意なこと・好きなことを書き出してみる
- シニア向けの在宅ワーク情報を調べてみる
- 自治体や地域のサポートを利用するのもおすすめ
「ちょっとやってみようかな」の気持ちがあれば十分なんですよ!
ワンポイントアドバイス
年金生活で収入を増やすというと大変そうですが、足りない分を補えばいいわけですから、何もフルタイムで働く必要はありません。
当サイトからのオススメは、これまでのキャリアで培ってきたスキルや経験を活かすことができる仕事です。
現代は色んな働き方があります。完全に新しい仕事を始めるよりも、得意な分野で週に数時間だけ働く、あるいは趣味を活かした小さな副業を始めることです。どうせやるなら、自分の「好き」や「得意」を活かす選択肢を探してみてはどうでしょうか!
楽しい老後にしたいですからね!
こんな記事も読んでみてね!
節約だけじゃない|心も豊かにする支出の優先順位とは
年金生活において、もちろん「節約」は大事です。でも、実は節約だけにこだわると、心が疲れてしまうこともあるんです。
そんな時注目したいのが、支出の“優先順位”を見直すこと・・・。
つまり、「減らす」だけでなく、「本当に大切なことにお金を使う」視点が大事なんです。
そう考えると、お金の使い方=生き方の選び方とも言えるのかもしれませんね。
支出の見直し=暮らしの棚おろし
まずは、「何に・どれくらい」使っているかを振り返ってみましょう。
これは、無理に削るためではなく、本当に必要なものに気づくためのステップです。
支出の種類 | 内容 | 見直しポイント |
---|---|---|
必要経費 | 食費・医療費・光熱費など | 節約しすぎると生活に影響が出ることも |
準必要経費 | 通信費・交通費・保険など | 無駄がないか点検してみる |
ゆとり支出 | 趣味・交際費・旅行など | 「削る」ではなく「選ぶ」がコツ |
実は、“ゆとり支出”こそ、心を元気にしてくれる源なんですよ!
節約疲れから抜け出す3つのヒント
知らず知らずのうちに「節約疲れ」している方、意外と多いんです。
📌 ちょっと思考を変えて、こんな考え方を取り入れてみては?
- 使うべきところには、気持ちよく使う
- 自分へのごほうび費」は、削りすぎないのがコツです。
- メリハリをつけて、優先順位を決める
- 「これは絶対に必要」「これはなくても大丈夫」と分けて考える習慣を。
- 感情に合わせたお金の使い方を意識する
- 嬉しいとき・元気が出ないときに、自分を大切にできる出費をしてみましょう。
つまり、お金の使い方に“納得感”があると、後悔しないというわけです。
「減らす」より「選ぶ」支出が、心にゆとりを生む
節約といえば、「何をやめるか」に目がいきがちですが、
本当に大事なのは、“何にお金を残すか”という視点なんです。
📌 たとえば…
- 孫との時間を大切にしたい → 交際費を確保
- 趣味が生きがい → 材料費や講座費は「未来への投資」
- 健康が気になる → 良質な食材や運動関連には惜しまない
こうして見ると、「お金=心を動かすエネルギー」だと思えてきませんか?
心豊かな支出をするために、今できること
📌 最後に、今日から始められる“支出の整え方”のコツをご紹介します。
- 家計簿は「記録」より「振り返り」を意識
- 毎月、使ってよかったお金を3つ書き出してみる
- あえて“贅沢の日”を月1回つくってみる
- 「やめる」ではなく「変える支出」を意識する
実のところ、支出を見直すことは、自分を大切にする行動なんです・・・。
ワンポイントアドバイス
「節約=我慢」というイメージがありますが、節約しすぎると心が寂しくなり、かえってストレスで無駄遣いが増えてしまうことがあります。
何よりも重要なのは、自分や家族の健康や学び、人との繋がりに関わる支出は、むしろ積極的に行うべき「投資」だと捉え直すことです。
節約も大事ですが、それ以上に“満足感あるお金の使い方”を見つけることが、60代からの暮らしを豊かにするカギなんです。




年金生活者の声をお届け…|リアルな5組の「今」と「工夫」
最後に、すでに年金暮らしをしている先輩たちのお話を聞いておきましょう!小さなことでも本当に参考になると思います・・・!
Aさんご夫婦(65歳・持ち家・猫1匹)|「ゆるく働く+猫との暮らし」で心にゆとりを
夫婦ともに65歳、地方都市の郊外に一戸建てを持つAさんご夫婦。夫は厚生年金、妻は国民年金で、合わせて月21万円ほどの年金収入があります。貯蓄は約1,200万円。子どもは独立済みで、現在は猫と3人(?)暮らしです。
日々の暮らしは意外とシンプル。週に2回だけ、夫は図書館の清掃パートに出ています。収入は少ないけれど、適度な運動にもなっているんだそうです。妻は家庭菜園で採れた野菜をうまく使って、毎日ごはんを工夫。外食は月1回の「ちょっとしたごほうび」。
「ムリしない働き方と、猫に癒される日々。これが、私たちの“ちょうどいい”」と語ってくれました。つまり、完璧じゃなくても心が満たされていれば、それで十分なんですよね。
不安を感じた時には「今あるもので、まずやってみる」ことが安心のカギだとか。だからこそ、少しだけ外に出て、人とつながる時間をつくるようにしているんです。
Bさん(62歳・ひとり暮らし・マンション)|「身軽な生活」でお金にも心にも余裕を
元事務職で62歳になったばかりのBさんは、早めのリタイアを決断。現在は一人暮らしで、駅近の分譲マンションに住んでいます。年金は月13万円程度、貯金は約2,500万円ほど。
生活はとてもコンパクト。固定費を抑えたことで「少しの収入でも十分足りる」とのこと。家具や服も厳選し、モノを増やさない生活にシフトしました。日中は近くのカフェで読書したり、公園を散歩したり。まさに“丁寧な暮らし”を実践中なんです。
「焦らなくても、自分のペースが大事」と話す彼女。時折ネットで在宅のアンケート回答なども行っており、月に1万円程度の副収入にもなっているとか。
要するに、どこにお金をかけて、どこで抑えるか。その優先順位を見極めるのが、老後の満足度につながっているようです。小さく暮らして、大きく楽しむ。そんな姿勢がとても印象的でした。
Cさんご夫婦(68歳・持ち家・犬1匹)|「旅と地域交流」で、人生をもうひと花咲かせる
定年後も夫婦で小さな楽しみを見つけているのが、Cさんご夫婦。年金は2人合わせて月24万円ほど。地方都市の戸建て住宅に住み、犬と一緒に暮らしています。貯蓄は約900万円ですが、不安はあまり感じていないとのこと。
その理由は、「自分たちに合った楽しみを見つけているから」だそうです。月に一度の温泉旅行、近所の高齢者サロンでのボランティア活動、そして犬の散歩中に出会う人たちとのおしゃべり。
「老後は終わりじゃなくて、第二の青春」と語る姿がとても明るく印象的でした。つまり、年金だけの生活でも、心のゆとりがあれば充実感は十分得られるんです。
固定費は徹底的に見直し済みで、保険の見直しも済ませました。「不安は“行動”でしか消えない」と夫。だからこそ、使う・守る・増やすのバランスを意識して生活されているようです。
Dさん(66歳・賃貸暮らし・ひとり+インコ)|「月10万円生活」でも心豊かに
年金月額10万円前後で、賃貸アパートに一人暮らしのDさん。貯蓄は約400万円ほどと多くはありません。それでも「今がいちばん自由」と微笑みます。
食費や光熱費は徹底して管理。買い物は週に1回、冷凍保存を活用。特に大きかったのが、スマホや保険の見直し。つまり、毎月の“当たり前の支出”こそが見直しポイントだったんですね。
日々の楽しみは、図書館通いや100円ショップでのDIY。インコとのおしゃべりも癒しの時間。「お金より、“好き”を大事にするようになった」と言います。
実は、こうした“今あるものを楽しむ”という視点こそが、老後の生活を支えているようです。あえて言うなら、自由に生きるって、ちょっとした選択の積み重ねなのかもしれませんね。
Eさんご夫婦(64歳・持ち家なし・地方移住)|「暮らす場所」から見直したら、生活が変わった
元々都市部に住んでいたEさん夫婦は、定年前に思い切って地方移住を選択。現在は築古の一軒家を安く借りて、夫婦2人で月15万円以下の生活を実現しています。年金は月20万円ほど、貯蓄は800万円ほど。
「物価が安く、人も温かい。ここに来てから笑顔が増えた」と語ります。収穫体験や地域イベントにも積極的に参加していて、ご近所付き合いも心の支えになっているんだとか。
そうなんです。暮らす場所を変えるだけで、支出も気持ちもずいぶん変わるんですよ。つまり、“どこで暮らすか”は、老後の安心を左右する大きなカギなんですね。
もちろん、不安がゼロになるわけではありません。でも「工夫できることに目を向ける」ことで、生活の充実感は何倍にもなるのだと教えてくれました。
他の方の「生の声」を聞くと、豊かな生活を送る秘訣は、収入の多寡だけではないことがわかります。みなさんが自分の状況を受け入れ、「できること」に目を向け、自分なりの「ちょうどいい」暮らし方を見つけているという共通点です。つまり、その核心は、他人と比べず、自分の幸せの基準を大事にすることなんですよ!っていう事は自分のペースを大事にするっていうことですよね!




年金だけで暮らせる?で よくあるQ&A
年金だけで暮らしていく……。それは一見、難しく感じるかもしれません。しかし、平均年金額の現実を知り、家計調査報告を活用してシニアの収支バランスを見直すことで、自分らしい暮らしのヒントが見えてきます。大切なのは「なんとなく不安」から抜け出し、支出を見える化し、家計管理の仕組みをつくること。さらに、無理のない副収入や心を豊かにする支出の選び方を取り入れることで、生活はぐっと前向きに……。
この記事を読んでくださったあなたには、これからの人生を自分でデザインする力があります。5組のシニア世帯のリアルな声からも、その可能性が伝わったはずです。「年金だけ」ではなく、「年金を土台にした新しい生活」を、今日から考えてみませんか?あなたらしい60代が、きっとそこにあります。