「なんとなく疲れやすい」「人と会うのが億劫になった」——そんな変化を感じたら、もしかするとそれは“フレイル”のサインかもしれません。フレイルとは、加齢とともに心と体の活力がゆるやかに低下する状態のこと……。でもですよ、早期に気づいて正しく対策すれば、進行を防ぐことができるんです・・・。
本記事では、見逃しやすい初期症状やチェック法、予防に役立つ食事・体操・生活習慣まで、60代から始められる実践的なフレイル対策をわかりやすくご紹介します。
1,フレイルとは|60代から知っておきたい体と心の変化
年齢を重ねると、「なんとなく疲れやすくなった」「外に出るのがおっくう」と感じること、ありませんか?
それ、実は“フレイル”のはじまりかもしれません。
ところで“フレイル”って何?
まずは、聞きなれない言葉「フレイル」を紐解いてましょう!
フレイル(Frailty)とは、「健康」と「要介護」のあいだの段階のこと。
体力・筋力の低下だけでなく、心の状態や社会とのつながりの減少も含まれる、総合的な衰えのことなんです。
要するに、「少しのきっかけで生活の質が落ちやすい状態」とも言えるでしょう。
でも逆に言えば、この段階で気づいて対策すれば、元気な状態を取り戻すことも十分できるんですよ!
フレイルの3つの側面
📌 フレイルは、以下の3つの側面に分けて考えるとわかりやすいです。
分類 | 主な特徴 |
---|---|
身体的フレイル | 筋力や持久力の低下、歩行速度の低下、転びやすくなる など |
心理的フレイル | 気分の落ち込み、不安感、意欲の低下など |
社会的フレイル | 人との交流が減る、孤立しがち、地域活動から遠ざかる など |
実のところ、これらはすべてつながっているんです。
たとえば「出かけるのが面倒だ」と思う日が続けば、筋力が落ちて、気分も沈み、人と話す機会も減ってしまう…。
そんなふうに、負の連鎖が起こりやすいのがフレイルの怖いところです。
気づいた今こそ、チャンスです
でも、ここで安心してほしいんです。
フレイルは早めに気づいて、ゆるやかにケアしていけば改善が見込める状態だからです。
📌 たとえば…
- 朝に軽いストレッチを取り入れる
- 1日1回は人と話すように意識する
- 食事にたんぱく質を意識して加える
…そんな小さな習慣が、大きな変化につながっていきます。
つまり、フレイルは「老化の終点」ではなく、「立ち止まって見直すためのサイン」なんですね。
60代は「見直し」のベストタイミング
60代という年齢は、体も心も変化が現れやすい時期…。
でも同時に、自分のペースで生活習慣を整えやすいタイミングでもあります。
- これまで忙しくてできなかった運動にチャレンジしてみる
- 地域のサークルやボランティアに参加してみる
- 少しずつ趣味の時間を増やす
そう考えると、「これからを豊かにするための準備期間」とも言えるんです。
ちょっとずつ、自分らしい元気を取り戻していきましょうね。

2,フレイルの症状チェック|見逃しやすい初期サインとは
「最近、ちょっと疲れやすいな」「人と会うのが面倒に感じるな」…そんなことありませんか?
実はそれ、フレイルの初期サインかもしれません。
フレイルの怖いところは、ゆっくりと進行し、自分では気づきにくいこと。
でも大丈夫。今の自分の状態に「気づく」ことが、何より大事なんです。
見逃しがちな“フレイルの症状”とは?
特に60代では、体力や気力のちょっとした変化が現れやすいもの。
📌 以下のような兆候、心あたりありませんか?
- 最近、歩くスピードが遅くなった気がする
- 少しの距離でも、疲れてしまう
- 食欲が落ちてきた
- 外に出るのが億劫になってきた
- 会話する機会が減って、声を出すことも少なくなった
これらはすべて、フレイルの初期症状として知られているものなんです。
つまり、“老い”ではなく“改善できる段階のサイン”だったんですね。
フレイルのチェックリスト(簡易版)
📌 自分で確認できるフレイルの症状チェックリストをご紹介します。
チェック項目 | はい / いいえ |
---|---|
6か月で体重が2~3kg以上減った | |
外出の回数が減ってきた | |
手の力が弱くなったと感じる | |
理由もなく疲れやすい | |
気分が沈みがちでやる気が出ない | |
食事の量が減ってきた | |
友人や家族との会話が少なくなっている |
※3つ以上あてはまる場合は、フレイル予備軍の可能性があります。
ここで注目すべきは、体の変化だけではなく、気持ちや人間関係の変化もサインになるという点です。
フレイル予防のためのミニTIPS
ちょっとした心がけで、症状の進行は防げます。
以下のような「小さな行動」から始めてみてくださいね。
- 毎朝、軽く伸びをする → 血流アップと気分転換に
- 1日1回は人と話す → 声を出すことが脳の活性化にも
- 食事はしっかり3食、たんぱく質を意識する
- 週に1~2回は外出の予定を立てる
つまり、小さな積み重ねが未来の元気を支えるんです。
だからこそ、「なんとなく変かも…?」と思った今が、立て直すチャンスですよ!
今の気づきが、これからを変える一歩に
実はこれらの初期サイン、気づいた時点ですでに改善のスタートラインなんです。
つまり、「フレイルかも?」と疑うこと自体が、すでに前向きな行動だったんですよ。
だから、焦らず自分の体と心に優しく向き合っていきましょうね。

3,フレイルの原因とは|加齢だけじゃない意外な要因
「フレイル=年齢のせい」と思っていませんか?
たしかに加齢による心身の変化はありますが、実はそれだけじゃないんです。
意外な原因が、知らないうちにフレイルを引き起こしていることも多いんですよ。
つまり、フレイルは“年齢”だけでなく“生活習慣や心の状態”とも深く関係しているんです。
実は加齢よりも影響が大きい? フレイルの原因リスト
以下のような要因が、フレイルを進行させるきっかけになることがわかっています。
📌 加齢以外に注目したい主な原因
- 栄養の偏りや食欲低下
- 特にたんぱく質が不足しがちです。
- 運動不足・活動量の低下
- ちょっとした“動かない日常”が積み重なるんです。
- 孤立や会話の減少
- 人との関わりが減ると、心も元気をなくしてしまうんですよね。
- 気分の落ち込み・うつ傾向
- 気づかないうちに、やる気がなくなってしまうことも。
- 慢性的な疾患(糖尿病・高血圧など)
- 体力が落ちやすくなり、疲れやすくなるんです。
フレイルの主な原因|比較表でチェック
原因カテゴリー | 内容の一例 | 対策のヒント |
---|---|---|
栄養 | 食事量の減少、たんぱく質不足 | 間食やプロテインで補う |
身体活動 | 外出減少、筋力低下 | 毎日の簡単な体操でOK |
心の健康 | 気分の落ち込み、不安感 | 話せる人とつながる習慣を |
社会的つながり | 一人暮らし、孤立、会話の減少 | 地域のサロンや集まりを活用して |
持病の影響 | 糖尿病、高血圧、関節痛など | 病院と連携しながら対策を |
こうして見てみると、どれも生活の中にひそんでいる身近な原因ばかりですよね。
だからこそ、年齢のせいだけにせず、生活の中でできることから見直すことがポイントなんです!
今日からできる!フレイル予防のTIPS
- ちょっとした習慣の見直しで、フレイルを遠ざけることができますよ。
- 朝食にゆで卵や納豆を追加(たんぱく質アップ!)
- ラジオ体操を日課にする(意外と全身に効きます)
- 週1回は友人や家族に電話してみる(心も元気になります)
- 地域の体操教室やシニアカフェに参加してみる
- 外出のついでに少し遠回りして歩数アップ!
実はこれらの行動こそが、フレイルを防ぐ第一歩なんです。
つまり、「気づいて行動できる今」が、未来の元気を守るチャンスだったんですね。
フレイルの原因は、自分で変えられることが多いんです
加齢は避けられなくても、生活習慣や心のあり方は変えていけます。
そして驚くべきことに、多くのフレイルの原因は“日々の小さな選択”から始まっているんです。
だから、「年齢のせいだから…」とあきらめなくて大丈夫!
むしろ今こそ、自分の生活を見直す絶好のタイミングなんですよ。
次回は、年齢別に見られるフレイルの傾向についてご紹介していきます。
自分に合った対策が、きっと見つかりますよ!
こんな記事も読んでみてね!
4,年齢とともに増えるフレイル|シニア世代に多い症状の傾向
年齢を重ねると、「なんとなく疲れやすくなった」「食が細くなった」と感じること、ありませんか?
もしかしたら、年齢とともに増えるフレイルのサインかもしれません……。でも安心してください。
「気づくこと」=「備えること」につながるんですから・・・。
シニア世代に多く見られるフレイルの傾向とは?
60代以降になると、体力・筋力・精神面に少しずつ変化が現れやすくなります。
とくにフレイルの傾向として見られやすいのが、以下のような状態です。
📌 よく見られる症状例
- 以前よりも歩くのが遅くなった気がする
- 食欲が落ちて、体重が減ってきた
- 何もしていないのに疲れやすい
- 外出が面倒に感じるようになった
- 人との会話が減って、少し寂しい気持ちになる
これらは、身体的・精神的・社会的な機能の「ちょっとした低下」によって起こるもの。
気づかないうちに進行してしまうケースもあるんです。
フレイルの特徴を表でチェック!
下の表は、年齢とともに見られやすいフレイルの傾向を整理したものです。
項目 | 具体的な変化例 | 傾向が強くなる年代 |
---|---|---|
筋力・体力の低下 | 立ち上がるのがつらい、転びやすくなる | 70代〜 |
食の変化 | 食欲低下、味覚の変化、体重減少 | 65歳以降から徐々に |
社会的な関わり | 会話の減少、引きこもり気味になる | 60代後半〜 |
心の元気 | 無気力感、不安感、気分が落ち込むことが増える | いつでも起こり得る |
こうして見ると、「年齢」だけではなく、「生活スタイルや心のあり方」も大きく関係しているんです。
今すぐできる|シニア世代のフレイル対策Tips
年齢とともにフレイルのリスクは高まりますが、今からでも間に合う予防法はたくさんあります!
- 朝の散歩で10分だけ歩いてみる
- 毎食にたんぱく質を1品追加してみる(納豆や卵など)
- 週に1回は、誰かと会話する時間を持つ
- 地域の体操教室や趣味サークルに参加してみる
- 「疲れたら休む」より「少し動いてみる」を意識してみる
つまり、年齢を理由にあきらめなくても大丈夫なんです。
生活の中に、少しずつ「動き」「食べる楽しみ」「人とのつながり」を取り戻していくだけで、未来が変わりますよ。
変化に気づいた今こそ、チャンスです
年齢とともにフレイルが増えるのは自然なこと。
でもそれは、「自分の体と心に向き合うタイミングが来た」というサインでもあるんです。
実は、気づいた今がいちばん早いスタートなんですよ。
だから、まずは小さな変化を見逃さずに「できること」から始めてみてくださいね。
次の章では、フレイルと認知症との関係について詳しく解説していきます。
実はこの2つ、密接に関係しているんです。そのつながり、ぜひ知っておきませんか?


5,フレイルと認知症の関係|心身機能の低下を防ぐポイント
「最近、物忘れが増えたかも…」そんなふうに感じること、ありませんか?
実は、フレイルと認知症には深い関係があるんです。
早い段階で心と体の変化に気づき、ケアすることが大切なんですよ!
では一体、どんなつながりがあるのでしょうか?
フレイルと認知症はつながっている?
一見すると別のものに思える「フレイル」と「認知症」。
でも実のところ、どちらも心身機能の低下から始まるという共通点があるんです。
なぜなら、こんな連鎖が起きやすいからです。
📌 【フレイル → 認知症】の流れの一例
- 筋力が落ちて動かなくなる
↓ - 外出が減り、人と話す機会も減る
↓ - 刺激が減り、脳の働きも鈍くなる
↓ - 気づいたら、認知症の初期サインが…
つまり、体の衰えが心や脳にも影響するというわけです。
だからこそ、「ちょっとしたフレイル」を軽く見ないことが予防のカギになるんですね。
心身機能の低下を防ぐ3つのポイント
📌 ここからは、心と体の両方を元気に保つための具体的な対策を紹介しますね!
👉1,体を動かして「筋力」と「脳」を活性化
- 1日10分でもOK!軽めのウォーキング
- 段差を使った「かかと上げ」運動
- ラジオ体操や簡単なストレッチもおすすめ
- 動くことで血流がよくなり、脳にも良い刺激が届くんです!
動くことで血流がよくなり、脳にも良い刺激が届くんです!
👉2,食事で「栄養」と「思考力」をサポート
- 良質なたんぱく質(魚・豆腐・卵など)を毎食に
- ビタミンB群やDHAを含む食材(青魚・海藻など)を意識
- 水分不足にも注意!脳の働きにも影響しますよ
つまり、食事は体だけでなく「脳の栄養」でもあるということなんです。
👉3,人との会話や趣味で「心の元気」をキープ
- 家族やご近所さんとの会話を大切に
- 地域のサロンや体操教室に顔を出す
- 昔の趣味や好きだったことを再開してみる
誰かと笑い合う時間って、脳にも心にも一番のサプリになるんですよ!
フレイルと認知症の関係性
状態の変化 | フレイルの例 | 認知症とのつながり |
---|---|---|
身体の衰え | 足腰が弱る・転びやすくなる | 外出減 → 刺激不足 → 脳の働きが低下 |
食生活の変化 | 食欲低下・栄養バランスの偏り | 栄養不足 → 脳の働きが鈍る |
心の変化 | 無気力・会話が減る | 孤立 → 抑うつ傾向 → 認知症リスク上昇 |
こうして見ると、体と心と脳はしっかりつながっているんですね。
だからこそ、今からできることがある
フレイルと認知症の関係を知ると、少し不安に思うかもしれません。
だからこそ「今できる小さなこと」を大切にしたいんです。
- ちょっと散歩に出てみる
- 今日の夕飯に魚をプラスする
- 誰かに電話してみる
そんな小さな積み重ねが、未来の自分を守ってくれるはずです。


6,食事でフレイル予防|バランスとたんぱく質がカギになる
「最近、食が細くなったかも…」そんな変化、気づいていませんか?
実はその“ちょっとした変化”こそが、フレイルの始まりサインかもしれないんです。
だからこそ注目したいのが、毎日の「食事」なんですよ!
そうなんです、食事でフレイル予防ができるんです。
中でも大事なのが、「バランスの良い食事」と「たんぱく質のしっかり摂取」。
つまり、食べる内容を少し意識するだけで、体力も心もグンと元気になるんですよ。
フレイル予防に「食事」が大切な理由
なぜ、フレイルと食事が深く関わっているのでしょうか?
- 年齢とともに、食欲や消化機能が落ちやすくなる
- 栄養不足が、筋力や免疫力の低下につながる
- 食事の偏りが、疲れやすさや気力の低下を引き起こす
こうした変化が積み重なることで、知らず知らずのうちにフレイルへと近づいてしまうんですね。
毎日の食事で意識したい3つのポイント
👉① バランスの良い食事で体全体を整える
特定の栄養だけをとるのではなく、五大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル)をバランスよく摂取することが基本です。
📌 意識したいポイント
- 主食(ごはん・パンなど)
- 主菜(魚・肉・卵・大豆製品)
- 副菜(野菜・海藻・きのこ類)
つまり、「一汁三菜」をイメージするとわかりやすいですよ!
👉② たんぱく質をしっかりとろう
特にシニア世代では、筋力を維持するためにたんぱく質の摂取が重要です。
📌 おすすめのたんぱく質食材
食材 | 1食あたりのたんぱく質量(目安) | 特徴 |
---|---|---|
鶏むね肉 | 約25g(100gあたり) | 高たんぱく・低脂肪 |
卵 | 約6g(1個) | ビタミンも豊富 |
豆腐(木綿) | 約7g(150gあたり) | 消化に優しい植物性たんぱく |
ヨーグルト | 約5g(100gあたり) | カルシウムも摂れる |
少しずつでOK。毎食、たんぱく質を意識して取り入れるだけで、体がしっかり支えられるようになるんです。
👉③ 食事の「時間」と「楽しさ」も意識して
📌 食べる内容だけでなく、「誰と食べるか」や「どう楽しむか」も心の栄養になります。
- 決まった時間に食べることで体内リズムが整う
- 誰かと一緒に食べると食欲もアップ
- 盛り付けや器選びを楽しむのも◎
つまり、食事は「心と体のリセットタイム」でもあるんですね。
忙しいときでもできる!たんぱく質プチ習慣
📌 こんなちょっとした工夫で、日々の栄養バランスが整いますよ。
- ごはんにしらすや納豆をプラス
- みそ汁に豆腐・卵を加える
- おやつにチーズやヨーグルトを選ぶ
- 朝食にバナナと牛乳を取り入れる
つまり、「食べることをちょっと意識するだけ」で、フレイル予防は今すぐ始められるんです。
食事から整える「元気の土台」
フレイル予防には、特別なことをしなくても大丈夫。
日々の食事を「少し意識」するだけで、未来の自分を守ることにつながるんです。
焦らなくても大丈夫。
まずは、今日のごはんに“たんぱく質をひとつプラス”してみましょう。
それだけでも、体も心も少しずつ前向きになっていくはずです。
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7,自宅でできるフレイル対策体操|無理なく続ける運動習慣
「体を動かさないといけないのは分かってるけど、なかなか重い腰があがらない…」
実はその感覚、とっても自然なんですよ・・・。
どういうことかと言えば、無理なく、気持ちよく、少しずつ続けられる運動が大事だということです。
つまり、「自宅でできるフレイル対策体操」こそ、心も体も元気に保つカギになるんです。
なぜ運動がフレイル予防になるの?
実は、フレイルの大きな要因のひとつが「筋力の低下」。
年齢とともに動かす機会が減ると、知らないうちに筋肉が落ちてしまうんです。
だからこそ、日常に“ちょこっと運動”を取り入れることが、フレイル予防の第一歩なんですね。
📌 ここで注目すべきは、次のようなポイントです
- バランス感覚を養う
- 筋力を維持・向上させる(特に下半身)
- 関節を柔らかく保つ
- 気分転換になる(ストレス解消にも◎)
毎日できる!フレイル対策体操のおすすめ3選
👉① いすスクワット|1日5回からでOK!
足腰をしっかり支えるための王道体操です。
いすを使えば安心感もありますよ!
📌 やり方
- いすの前に立ち、足は肩幅に開く
- 手は前に伸ばし、ゆっくり腰を落とす
- すわる寸前で止めて、また立ち上がる
- これを5回~10回程度
※つらいときは、完全にすわってしまってOK。無理しないのがコツなんです!
👉② つま先立ち運動|バランス力UP
バランス感覚を鍛えるにはコレ!
📌 やり方
- キッチンで料理中に、両足でつま先立ち
- 3秒キープして、ゆっくり元に戻す
- 10回程度を目安に
転倒防止にもつながりますし、ふくらはぎがポカポカしてくるのが気持ちいいですよ。
👉③ 肩回しストレッチ|姿勢もスッキリ
座りっぱなしが多い方は、肩や背中のこりにも注意。
📌 やり方
- 両肩を耳に近づけるようにギューッと上げる
- 後ろにゆっくり回して、ストンと落とす
- これを前・後ろ5回ずつ繰り返すだけ
ちょっとしたスキマ時間にもできるのが嬉しいですね!
続けやすさのヒント|小さな習慣がカギ
無理なく続けるためには、「決まったタイミングで習慣にする」のがコツなんです。
タイミング | できること例 |
---|---|
朝起きたあと | いすスクワット・肩回しで目覚まし代わりに |
昼のテレビ前 | ま先立ち運動でリフレッシュ |
夜寝る前 | ストレッチで心と体をクールダウン |
要するに、「ながら体操」でも十分なんです。
だからこそ、自分のペースを大事にしてみてくださいね。
体操で“動ける体”をキープしよう
体を動かすって、ちょっと面倒に感じる日もありますよね。
でも、ほんの数分でも動いてみると、体も気持ちもふっと軽くなることがあるんです。
つまり、フレイル予防の体操は「未来の自分へのプレゼント」なんですよ!
だから、まずは1日1回、3分でOK。
今日から“ちょこっと体操”、始めてみませんか?


8,フレイルを防ぐために|60代から始める毎日の健康習慣
「最近ちょっと疲れやすいな…」「前より外に出るのが億劫になってきたかも」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
実はそれ、フレイルのはじまりサインかもしれないんです。
だからこそ、60代からの毎日の健康習慣がとっても大切になってきます。
でもご安心ください。やることは難しくありませんし、今からでも間に合います。
つまり、小さな積み重ねこそが「フレイルを防ぐために」最も効果的な対策なんですね!
なぜ“毎日の習慣”がフレイル予防になるの?
フレイルは、筋力や心の元気、社会とのつながりなどが少しずつ弱まっていく状態です。
それを食い止めるカギは、“継続できるちょっとした習慣”にあります。
📌 たとえば次のような行動です
- 毎朝ストレッチをして体をほぐす
- 1日1回は誰かと会話する
- 栄養バランスを意識して食事を整える
- 気分転換になる外出を意識してみる
このような「小さな行動」が、積み重なるうちに大きな安心感と体力の維持につながっていくんですよ。
習慣化しやすい!健康ルーティンのヒント
① 朝の“目覚めルーティン”をつくろう
朝は、1日のリズムを整える大事な時間。
まずは次のようなことから始めてみましょう。
- コップ1杯の水を飲む
- カーテンを開けて太陽の光を浴びる
- 軽いストレッチや深呼吸
たったこれだけで、交感神経がスイッチオンになり、気持ちもしゃきっとするんです!
② “プチ運動”を取り入れてみよう
長時間の運動は大変でも、「ながら体操」なら続けやすいです。
- 歯みがき中にかかとの上げ下げ運動
- テレビのCM中に肩まわし
- 階段をあえて使う など
こう考えると、日常の中にも“運動のチャンス”がたくさんあることに気づきますよね。
習慣にしやすい行動例一覧表
時間帯 | 健康習慣のアイデア |
---|---|
朝 | ストレッチ、水を飲む、陽の光を浴びる |
昼 | 外に出て軽く散歩、誰かと話す |
夜 | ゆっくり湯船に浸かる、スマホを手放す |
心と体に効く、プラスαのアイデア
- 日記を書く
- 今日よかったことを1つ書くだけでも気分が前向きに
- 趣味を持つ
- ガーデニングや手芸など「夢中になれる時間」が心の健康に◎
- 地域活動に参加
- 無理のない範囲で、人とのつながりを持つことも大切なんです
つまり、体だけでなく、心と社会との“つながり”を保つことがフレイル予防になるんですね。
習慣こそ、未来の自分へのプレゼント
60代からの毎日は、まだまだ可能性に満ちています。
少しずつでも、今できることから始めればいいんです。
要するに、健康習慣は“未来の自分”に優しくするための毎日の贈り物なんですよ。
だからこそ、今日からちょっとずつでいいんです。
無理のない範囲で、「自分らしいペース」で進めていきましょうね。


60代が見逃さないフレイルの症状で よくあるQ&A
フレイルは「老化の通過点」ではなく、「気づけば戻せるチャンスのある状態」です。だからこそ、日々のちょっとした違和感や変化を見逃さないことが何よりも大切です。この記事では、フレイルの基本から症状のチェック方法、原因や認知症との関係、そして効果的な予防法までを幅広くご紹介しました。
特に60代は、予防と改善の両立がしやすい絶好のタイミング。食事や体操といった身近な習慣を整えることで、未来の自分に大きな差が生まれます。今からできることを少しずつ取り入れ、心と体の元気を守っていきましょう。人生100年時代、シニア世代が笑顔で暮らせる毎日を一緒に目指しませんか?